クロスゲーム

ふと昔のことを思い出したので。

「クロスゲーム」(あだち充)は、主人公の樹多村光(コウ)と幼馴染の月島4姉妹とのやり取りを通した青春を描く野球漫画。

クロスゲーム (1) (少年サンデーコミックス)

特にコウと次女の若葉は仲がよく、小学生としてはうらやましすぎる関係にあるというところから話が始まる。
基本的に、自分には、あだち充作品にはアンハッピーな部分を求めない、というところがある。
「タッチ」を例に挙げると、双子の兄の和也が事故で亡くなるが、南は実は達也の方が好きで、達也はもちろん、ということで、悲しい出来事は起こっているが、ハッピーな終わり方をしている。
クロスゲームを読み始めたときも、そんなコウと若葉の長く続く青春が描かれるのだろうと期待していた。
が、第1巻の最後で、若葉は帰らぬ人となってしまう。あまりにも悲しくて、本気で続巻を読むのをやめようと思ったくらい。(結局は最後まで読み続けたのだが)
コウはその悲しみを(乗り越えてはいなかったと思う)背負いながらも、高校野球で活躍することになる。どこか悲しさをひきずりながら物語が進んでいく、あだち充作品としてはちょっと異色の作品なのかなと思ったりする。

こうやって書いていたら、久々に読みたくなってきたなぁ。部屋から発掘すればいいのだけど、積読もそれなりにあるしどうしよう‥
とりあえず全部並べてみよう(ぇ

クロスゲーム 全17巻完結セット (少年サンデーコミックス)

と思ったら、最近は全巻セットとかも売ってるのな、アマゾン‥